Handing overな暮らし

築100年の家の記憶を繋いでいく リノベーションだから創り出せる 古くて新しい、情緒溢れる快適な住まい

昭和4年、祖父母によって建てられた、築100年近く経つ木造2階建てを、フルリノベーションされた、今回の住まい。

愛着のあるこの家をこれから先も住み継いで行きたい、という思いの元、古き良き趣を可能な限り残し、耐震性や断熱性などの機能面を向上させ、現代の生活スタイルに合わせた、快適な住まいへと進化させられるよう、計画を進めました。いざ解体してみると、構造体はとても弱く、梁も折れていたり無かったりと、とても深刻な状況に。まずは基礎を補強し、柱や梁などの構造体を足し、尚且つ鉄骨も新たに追加するなど、躯体の補強を行い、今後何十年経っても大丈夫なよう、頑丈なものにしました。

間取りは、階段の位置を変えるなど大きく変更。家族が集うLDKは広々と確保、屋外に面していないため室内窓をうまく取り入れるなどし、柔らかい光が入り込むよう工夫しています。リビング横の和室は間取り変更に伴い、元の場所から移設を行うことに。床柱や床框、地板など一度解体し、丁寧な組み立て直しを行い既存の和室を再現しました。南側ということもあり、障子を通して温かい光がLDKにも届くように、また、キッズスペースとしても使い勝手の良い配置に納まりました。

玄関の土間空間は、出来るだけ元々の趣を残すために、床のタイルや建具、天井などは残し少し手を加える程度に。場所を変更した階段は緩やかな勾配にし、室内窓などを設け、明るく開放的に。上がって2階は個室を確保。将来を見越して、各部屋にウォークインクローゼットを設けました。

100年の記憶をしっかりと残し、これからの未来へバトンを繋いでいく、リノベーションならではの趣と美しさ、そして、快適さを兼ね備えた古くて新しい住まいへと仕上がりました。 

CUSTOMER VOICEお客様に聞く。好きなこと、住まいのこと。

━━ 北条工務店を知ったキッカケは?

奈良で古民家リノベーションの経験があるところを探していて、見つけました。

━━ はじめて北条工務店に会ったときの気持ち・感想を教えてください。

営業されないなという印象と、事務所が洗練されていてかっこいいと感じました。

━━ 北条工務店に決めた理由は?決め手は?

実際に見学会に足を運んだときにワクワクするのは北条工務店だけでしたし、今回古民家をリノベーションするということで、そういった施工事例がある工務店のなかで、一番昔の風合いも残しながら現代風のおうちにしてくれると感じたからです。

━━好きな色・国・映画・物・コトなど、どれかありますか?

ミッドセンチュリーモダン。 イームズなどの家具が好きだから。

━━ 打合せの進め方はどうでしたか?

優柔不断でその場で決めれないことも多かったので、毎回宿題を頂いてました。打ち合わせ自体は楽しくて、気付けばかなりの長時間が経過しており、申し訳ないなぁと思っていましたが、回数が多いよりもその方が私達は助かりました。

━━ 家を建てるのに「どうしてもしたかったこと」は何ですか?

祖父母が大切にお手入れしていたお家だったので、残せるところは残せたら喜んでくれるかなと思っていました。そして、古いものを残しながら耐震をできる限り確保することを気にかけていました。

━━一番難しかった事、悩んだ事・こだわったことはなんですか?

昔の趣きを残すというこだわりから、建具や欄間を残して下さいました。

 ━━家を建てるまでの思い出深いエピソードを1つ教えてください。

いざ解体してみると、梁が細く、折れているものもあり、リノベーションを諦めかけた事もありましたが、社長はじめ、影山さんや大工さんが、現場で補強について色々と考えて下さり、感謝しています。

━━この家で気に入っている場所、つい自慢したくなる場所はどこですか?

和室とリビングの境目。 和と洋の融合が綺麗で気に入っています。

━━この家に引越をして「したいこと・やってみたいこと」はどんなことでしたか?

縁側にベンチを作ってもらったので、ゆっくり水タバコを吸いたいです。(夫)

━━計画中に参考にしたものがあれば教えてください。

インスタグラム、ピンタレスト、見学会。

━━今、家を建ててみて思うことは何ですか?家が完成した感想をお願いします。

まずは北条工務店にお願いできてよかった、ということ。 また、リノベーション中に出産もあり、子供のこと、おうちのことで考えることが多かったので、完成した家で家族でゆっくりしたいです。

━━これから家を建てる方々にアドバイスをお願いします。

時間が限られているので迷った時は担当の方の提案に任せて間違いはないということ。 自分でも調べたり、実際に足を運んで見に行ったりしましたが、結局最終的にいいなと思えるコトやモノは、いつも、担当の影山さんが提案してくれたものだったからです。