Interwovenな暮らし

いつまでも残したい愛着のある住まいを、昔の趣と新しさをバランスよく織り交ぜて、これからの暮らしにも優しく寄り添う住まい

35年前に建てられたお父様の想いが伝わってくるような、頑丈な日本家屋、その想いを尊重しリノベーションを選ばれた、5人家族のための豊かな時間が流れる住まいです。

新旧が交わり合う趣のある玄関は、天井をそのままに、照明や建具は新しい物と既存の物を織り交ぜました。玄関を上がって右側の引戸をあけると、LDKにワークスペースを加えた大空間が広がります。昔ながらの「田の字」型の間取りを、階段を移設することで、大きな一つの空間へと変化させました。そこは、南に面したリビングの掃き出し窓からの光が、部屋全体に届く明るい空間。ダイニング横、元々お手洗いがあった場所は小上がりにし、お子様が篭れる場所“のび太の押入れ”と称して、愛着のある場所に。小上がりの下部分は引出収納として、おもちゃなどをたっぷりと収納できるよう計画しました。キッチンは対面式とし、お料理をしていても家族の様子がわかるように。

キッチンの横側にはご家族の強いご要望でもあったワークスペース兼作業スペースを設け、スムーズな動線と、お子様がお勉強している姿も見守れる配置としています。また、奥様はものづくりをされている作家さんということで、その作業場としても豊かな空間であるように、階段下のスペースを有効利用し、センスを活かせるように工夫しました。家事動線も万全に、キッチンから洗面、お風呂、ランドリースペース、WICまでを一続きとしました。2階は個室と寝室を設け、元々小屋裏だったスペースは立派な丸太梁をふんだんに見せるなど、リノベーションだからこそ実現できるデザインで、第2のリビングとしてフレキシブルな空間に。

力強く建てられた家を、残すべきものとして尊重しこの先も愛し続けることができる住まいへ。古き良き趣を残しながらも今の暮らしにフィットした、素敵な住まいへと仕上がりました。 

CUSTOMER VOICEお客様に聞く。好きなこと、住まいのこと。

━━ 北条工務店を知ったキッカケは?

『奈良すまい図鑑 夢をかなえるリフォーム&リノベーション2019』です。我が家に似た和風建築のリノベーション物件の事例を載せておられ、具体的にイメージするきっかけとなりました。

━━ はじめて北条工務店に会ったときの感想を教えてください。

事務所の玄関、扉にまず「素敵だな」と思い、中に入れば落ち着くセンスある空間で見入ってしまいました。自分の家も北条さんにお任せできたらどんなに素敵になるだろう、とわくわくした覚えがあります。

━━ 北条工務店に決めた理由は?決め手は?

最初の無料相談会の際「これは残しておかねばならない建物ですね」とおっしゃったこと。家族が受け継いできた思い入れある建物を価値あるものと捉え、いかによく残すかということから検討してくださったことは大変ありがたいことでした。北条さんのその考え方の揺るぎないことに安心して、お願いすることを決めました。

━━好きな色・国・映画・物・コトなど、どれかありますか?

夫婦共にナチュラルな風合い、木の温かみが大好きです。色はグリーンに惹かれることが多いです。今回も洗面所のタイルやトイレの壁紙などアクセントカラーとして取り入れました。

━━ 打合せの進め方はどうでしたか?

イメージを十分にヒアリングしてくださり、プラン提示はイメージ写真をたくさん用意してくださっていて、その写真は驚くほど私たちの好きな雰囲気のものばかりで、リノベーションを具体的にイメージするためにとても有意義な時間でした。

━━家をリノベーションするのに「どうしてもしたかった事」は何ですか?

昔ながらの木造和風建築なので台所、応接間などが廊下で分断されていたものをLDKとして広く使いやすくすること、冬の底冷えを解消することが第一条件でした。段差も解消し将来的に安心して住めること、単独のワークスペースを作ることも重要でした。

━━一番難しかった事、悩んだ事・こだわったことはなんですか?

階段の位置です。元々は直線の階段だったので子供たちの安全を考え移設を希望しました。ワークスペースの位置がなかなか決まらず階段の位置も最後まで悩みましたが階段そばにワークスペースを設けることで一気に進展しました。

━━家をリノベーションするまでの思い出深いエピソードを1つ教えてください。

元々納戸だった北側の暗いスペースをサンルームにすることは日当たりが心配と伝えるとトップライトをご提案いただき、ワークスペースに窓がないため工事途中でありながら暗さを伝えてみると、室内窓をご提案をくださいました。柔軟に絶妙な提案をしてくださるのはさすがだなと思いました。

━━この家で気に入っている場所、つい自慢したくなる場所はどこですか?

LDKからワークスペースです。家族団欒の時は居心地がよくリビングで一緒にいる時間が長くなりました。L字につながるこの空間では仕事中もリビングにいる子供たちの気配を感じながらそれぞれの時間に集中できるのもとてもよいなと感じています。また、2階の梁が見える風情あるフリールームは、既存のレトロなガラス引き戸がとてもぴったりで、夫婦のお気に入りの場所です。

━━この家に引越をして「したいこと・やってみたいこと」はどんなことでしたか?

これまではお友達やお客さんを気軽に呼べるスペースがなかったので、親しい人を招いて食事を楽しむなどしたいです。

━━今、家をリノベーションしてみて思うことは何ですか?家が完成した感想をお願いします。

受け継いできた建物の古き良きところと新しくリノベーションしたところのバランスが実に心地よく素晴らしい仕上がりにしていただき両親も含め家族皆で大変満足しています。

━━これからリノベーションされる方々にアドバイスをお願いします。

今住んでいる家での困りごとやよくしたいところは具体的に雑誌や写真などを見てビジュアルからイメージすることがまず大切だと思います。イメージできてくるとやりたいことがたくさん出てきて迷ったり欲張ったりすることが出てきますが、まずはどんなことも無理と思わず相談されてみてください。新築でない既存の建物の決められた条件の中でも北条工務店さんだったら必ず理想を実現してくださいます。